定形外郵便とは?送り方と梱包方法を毎日30通以上も発送するプロが徹底解説!
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定型郵便、定形外郵便の詳しい送り方や効率のいい梱包方法を知りたい。そもそも「定型郵便」と「定形外郵便」の違いって?
定形郵便・定形外郵便は、日本郵便(郵便局)が行っている配送サービスの1つです。
条件次第では、国内で1番安い配送方法となっており、上手に活用することで配送料をかなり安く抑えることが可能です。
送料がかなり安い反面で、追跡番号による荷物追跡サービスはなく、荷物の紛失の恐れもあるため、高価な物の配送には向いていません。
今回は、そんな定形外郵便を毎日30通以上も発送している私(@nikaidonet)が、定形郵便・定形外郵便について完璧に理解できるよう発送方法や梱包方法を徹底解説していきます。
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定形郵便と定形外郵便の送り方と料金の違いは?
定形外郵便は基本的には普通郵便と言われており、普通郵便には定形外郵便の他に定形郵便といものがあります。
郵便局に荷物を持っていくと、「普通郵便ですか?」と聞かれることがありますが、定形外郵便のことなので安心してください。
定形郵便で送れるサイズと料金
定形郵便は25g以内の重量であれば84円、25g~50g以内の重量であれば94円という安さで送ることが可能。定形郵便の用途として、手紙の他に軽くて薄いアクセサリーのようなものが適しています。
サイズは最大で23.5×12cm、厚さは最大で1㎝まで対応しており、上記のサイズ、重量の一方もしくは両方が超えてしまった場合に定形外郵便が適用されるようになります。
つまり、これから紹介する定形外郵便より軽く小さいものは定形郵便で送ることができるという認識が一番分かりやすいと思います。
定形郵便の最大サイズ用封筒
ちなみに上記の画像が定形郵便で送ることのできる最大サイズの封筒になります。
「長3 A4」と販売されているので確認してみてください。
定形外郵便で送れるサイズと料金
定形郵便について理解できたところで、ここからは定形外郵便について解説していきます。
まずは、定形外郵便のサイズと料金の関係は以下のようになっています。
最安値:50g以内で120円
最高値:1kg以内で570円
定形外郵便の最大サイズ
以上のように重量によって料金が変わってきますが、最大サイズ、厚さ、重量を超えた場合は定形外郵便の規格外として料金が変わってきます。
定形外郵便の送り方にある規格外ってなに?
以前までは定形外郵便に明確な厚さやサイズの制限はありませんでした。
しかし、サイズや重量が大きいものだと配達員がポスト投函ではなく対面でのお渡しとなってしまい、人件費的に難しいということで、一定のサイズを超えると規格外という割高な送料となる制度が導入されてしまいました。
以下が定形外郵便(規格外)の料金になります。
規格内と規格外の料金を比較すると
規格外が適用されることで80円~130円送料が高くなってしまいます。
メジャーと計りで計測しよう
定形外郵便を頻繁に利用する場合は、定規やメジャーでしっかりとサイズを計測して、グラム単位で計測のできる量りを用意しましょう。
ネットで探すと1000円もしない値段で販売されていました。当時私は同じものを店舗で2000円程で購入しました、、(笑)
定形外郵便の送り方の種類
定形外郵便を受け付けてくれる場所は、ポストもしくは郵便局の窓口になります。
残念ながらゆうパックなどの宅急便のように自宅まで集荷を依頼することはできません。
ポスト投函の場合は、予め自身で重量やサイズなどを計測して、その金額にあった切手を貼りつけてポストへ投函します。
その際に少しのサイズ誤差であれば受け付けてくれる場合が多いようですが、あまりにもサイズが違う場合は、差額をお届け先に請求することがあるので注意が必要です。
また、郵便局に持っていく場合は、窓口でのお支払いとなるため、切手は必要ありません。
定形外郵便を送ってから到着までの日数
到着までの目安は下記の表にまとめてあります。
・定形、定形外郵便は発送からお届けまではおよそ2~3日。
・土日は自宅までの配達は行っておらず、平日のみのお届けとなります。
・ただし地域ごとの集配センターまでは土日でも輸送します。
【定形外郵便の送り方1】ラベルと宛名の書き方
定形外郵便は非常に安価に送ることができる魅力的な発送方法であることは理解できたはずです。
しかし、ゆうパックのようにラベルが用意されている訳ではありませんから、荷物の梱包方法や正しい宛名の記入方法などは自身で調べるしかありません。
そこでここからは、実際に私が実践している定形外郵便に適した梱包方法と正しい宛名の記入方法をご紹介していきます。
お届け先、依頼主住所を書く
まず、定形外郵便に限らず必要なのが、誰がどこに届けて欲しいのかを記す宛名ラベルになります。
基本的にはどの配送方法であってもこの宛名ラベルは当然必要になり、届け先の住所が違った場合には発送元として記載されている住所に返送されてきます。
定形外郵便は発送元の記載がなくても届くと言われていますが、相手先の住所が違った場合のことを考えると、どちらもしっかり記載しておくべきでしょう。
手書きで直接記入する
荷物を入れた封筒もしくは袋などに直接発送先の住所を書くことができます。
その際、表面にお届け先の住所、裏面の下部に小さめで発送元の住所を記入するのが一般的でしょう。
・封筒で梱包した場合
・袋で梱包した場合
印刷した宛名ラベルを使用する
毎日多くの量を発送していると、手書きではとてもじゃないけど追いつきません。
そこで、パソコンで宛名ラベルを印刷して、梱包した商品に直接貼り付ける方法がおすすめです。
写真の宛名ラベルは、ワードを使用してA4用紙に印刷して切り取ったものになります。
この宛名ラベルを100均で売られている幅広のテープやスティックのりなどで貼り付けて使用します。
ちなみに今私が使用している宛名ラベルは裏面がテープになっていて、A4用紙より割高にはなりますが、はがしてそのまま貼り付けるだけなので非常に便利です。
【定形外郵便の送り方2】商品の梱包方法
実際に商品を梱包する際の一例としてアクセサリーとスマホケースをご紹介します。
使用する梱包資材は全て100均のもので費用も安くて済むのでぜひ参考にしてみてください。
アクセサリーサイズの商品
今回はこのアクセサリーを梱包します。大きさは一般的なネックレスと同じ感じですね。
使用する梱包資材は「長3 A4」封筒。
100均で20~25枚セットで販売されているので1枚たったの4円程度!
ネックレスを封筒の中に入れます。(封筒に入れている最中の写真は撮り忘れてしまいました)
そして、これも100均で販売されているテープのり。
こんな感じで貼り付けたい箇所で転がすとテープが付いて貼り付けることができます。
セロテープでもいいですが、こちらのほうが見栄えが良いのでおすすめですよ!
ネックレスは特別な装飾が施されていない限りは緩衝材(プチプチ)は不要。
ただし、汚れや水滴から守るためにも透明のOPP袋には入れておきましょう。これも100均で様々なサイズを購入することができます。
スマホケースサイズの商品
次はアクセサリーよりも大きく分厚いスマホケースの梱包。
軽めのスマホケースは大きさも重量も定形外郵便に適しています。
梱包資材は正方形に近い封筒を使用。
こちらの封筒も100均で20枚セットで販売されています。
今回は専用のパッケージに入っている状態なのでこのまま封筒に入れます。
パッケージに入っていないものはOPP袋を使用してください。
あとはA4用紙に印刷した宛名ラベルを梱包した封筒に貼り付けて無事完了です。
郵便窓口の場合はこのまま持っていき、ポストの場合は左上に切手を貼りつけて発送してください。
【定形外郵便の送り方3】どの大きさまでならお得なの?
基本的に定形郵便で送れるサイズのものは全て、定形郵便で発送するのが最も最安値になります。
しかし、定形外郵便での発送となると、クリックポストやレターパックの方が安くなる場合があるため、以下を参考にしてください。
クリックポスト【一律188円】
クリックポストは、厚さ3㎝以内で全国一律188円で発送が可能です。
厚さ3㎝以内で150gを超える荷物の場合は、定形外郵便よりもクリックポストがお得になります。
レターパックプラス【一律520円】
レターパックプラスは、34㎝×24.8㎝の専用資材に入れば厚さ制限なし一律520円で発送が可能です。
荷物の厚さは関係なく500gを超える場合は、定形外郵便よりレターパックプラスでの発送がおすすめです。
【定形外郵便の送り方4】荷物が届かない!?
定形外郵便には荷物の追跡番号がなく、お届けもポストへの投函のため、他の配送方法に比べると荷物の紛失が起こりやすいです。
その際にどのような対応を取るべきなのか?以下の記事で紹介しているのでご参考ください。