【全て解説!】BASEでドロップシッピングを実現させる中国輸入OEMの方法

- 「自分のブランドを持ちたいけど、初期費用や在庫リスクが心配…」
- 「そもそも準備だったり、販売方法の手順すらわからない…」
近年、注目を集めている「ドロップシッピング(無在庫販売)OEM」というビジネスモデルをご存じでしょうか?
ドロップシッピングOEMなら少ない資金で、リスクを最小限に抑えながら、あなただけのオリジナルブランドを立ち上げ、オンラインショップで販売することが可能です。
- ドロップシッピングなら売れ残りのリスク0
- 簡易OEMによって初期資金が限りなく0
- 在庫保管に関連するコストが完全0
この記事では、ドロップシッピングOEMの全貌から、成功するための具体的なステップ、そしてSEO対策まで、あなたの夢を叶えるための情報を徹底的に解説します。
YouTubeでも「無在庫販売OEMの実践方法」について解説しています。
目次
1. ドロップシッピング(無在庫販売)OEMとは?
ドロップシッピングOEMは、ドロップシッピングとOEM(相手先ブランド名製造)を組み合わせたビジネスモデルです。
まずは理解を深めるためにそれぞれの意味をしっかりと理解していきましょう。
ドロップシッピング(無在庫販売)
ドロップシッピングは、在庫を持たないというビジネスモデルから「無在庫販売」とも言われています。
一般的なネットショップの管理形態
- ①商品を卸サイトから仕入れる
- ②自身のショップや店舗で販売
- ③お客様が商品を購入
- ④商品を梱包して納品
ドロップシッピングは管理形態が異なる
- ①商自身のショップで販売
- ②お客様が商品を購入
- ③商品を卸サイトから仕入れる
- ④商品を梱包して納品
このようにドロップシッピング(無在庫販売)は販売と仕入れのタイミングが逆になります。
つまり、商品が売れてから仕入れるため、売れ残りのリスクはありませんし、一度に大量に仕入れる必要がありません。
OEMとは
次にあまり聞き馴染みのないOEMについて説明します。
【OEMとは】
- OEM(Original Equipment Manufacturing)
- 他社ブランドの商品を製造する企業形態
- 自社で用意したデザインや製品の製造を依頼する
- 依頼側は自分で製造工場を用意する必要がない
- ただし、それなりのロット数で注文する必要がある
- 数百万円規模になるため、副業としての実践は厳しい
簡易OEMを実践することで個人でも挑戦可能に
【簡易OEMとは】
- 既製品に自社ブランドのロゴや製品の一部を作り直して販売
- 海外から既製品を輸入して自分のブランドとして販売する
- 異なるアパレルブランドなのに同じ商品が売られている
- 既製品には全く手を加えずに自分のブランド名で販売することも
- 1点から実践可能なので初期費用が限りなく0に近い
このように簡易OEMだと、商品のデザインや製造過程の面倒なやり取りが一切必要ありません。
2. ドロップシッピングOEMのメリット・デメリット
続いては、リスク0資金ほぼ0で始められるドロップシッピングOEMのメリットとデメリットについて解説していきます。
特にデメリットを理解した上で実践しなければ、大量のクレームや返品交換による利益減に繋がってしまうため必ずご覧ください。
ドロップシッピングOEMのメリット
メリットの一覧はこちらの通りです。
- 初期費用を大幅に削減可能: 在庫を抱える必要がないため、仕入れ資金を限りなく0にできる。
- 在庫リスクがない: 売れ残りによる損失や不良品を抱える可能性が0になる。
- 集客活動に専念できる: 在庫管理や発送業務に時間を取られず、集客活動に専念できる。
- 多品種の商品展開が可能: ノーリスクで出品できるため、売れ筋商品を見つけやすい。
- 場所を選ばないビジネス展開 インターネット環境があれば、どこでも実践可能に。
基本的にドロップシッピングOEMは、リスク0で開業できるという認識で問題ありません。
ドロップシッピングOEMのデメリット
一方でこのようなデメリットについても理解しておかなければいけません。
- 商品の品質管理が難しい: 仕入先の品質に依存するため、品質管理が難しい。
- 仕入先との連携が重要: 配送の遅延等により、顧客からの信頼を失う可能性がある。
- 競争が激しい: 参入障壁が低いため、競争が激化しやすい。
- 顧客対応が状況を左右する: トラブル発生時の対応が、顧客満足度に大きく影響する。
- 独学での実践が難しい:集客の知識がなければ全く売れない。
リスクが限りなく0に近いドロップシッピングOEMだからこそ、参入障壁が低く、事前知識なしで挑戦して失敗する人が後を絶ちません。
3. ドロップシッピングOEMで成功するためのステップ
以上のドロップシッピングと簡易OEMを組み合わせた上で実践する流れは、
- 1.ブランドとして出品したい商品を探す
- 2.ネットショップを開設して商品を出品
- 3.売れた商品を仕入れサイトで買い付ける
- 4.洗濯タグやブランドタグを付け替えてもらう
- 5.購入者の住所に直接発送してもらう
1.ブランドとして出品したい商品を探す
競合が少なく、ある程度の需要があるニッチな市場を選択する必要があります。特に個人規模のネットショップにおいて「なんでも屋」で勝てる未来はありません。
PayIDやAmazonで探そう
競合調査や需要のある商品ジャンルを探す方法として優秀なのがショッピングアプリ「」と PayIDです。 Amazon
特にPayIDは「どんなジャンルのショップが多いのか?」について調査することに優れ、Amazonは「どんな商品が売れているのか?」について調査することに優れています。
2.ネットショップを開設して商品を出品
無料で開設できるECサイト作成サービスを利用してノーリスクでショップを開業します。
開業後は、ドロップシッピング可能な仕入れサイトの商品情報をそのままネットショップに出品してください。
主なドロップシッピング可能な仕入れサイト
- トップセラー
- スーパーデリバリー
- NETSEA
- 中国卸サイト全般(代行会社必須)
主な開設~利用まで無料のECサイト作成サービス
- BASE(ベイス)
- STORES(ストアーズ)
- Square(スクエア)
- カラーミーショップ
- FC2ショッピングカート
3.売れた商品を仕入れサイトで買い付ける
国内仕入サイトは、会員登録後、商品を購入して顧客に直送するだけで完了します。
一方で中国輸入を実践する場合は、輸入代行会社を必ず経由しなければいけません。国内よりも手間はかかるが、仕入れ価格が非常に安く大きな利益を得ることができます。
筆者が利用する輸入代行会社「THE CKB」
- フリープランなら無料で登録可能
- ドロップシッピング専用の機能が充実
- マイページから商品リサーチも可能
- 手数料無料の有料プランも初月無料で利用可能
通常だと初月から9,800円の月額費用が発生するスタンダードプランですが、以下のボタンからご登録いただくと、初月無料で利用可能となっています。
4.洗濯タグやブランドタグを付け替えてもらう
今後取り扱う商品が中国輸入かつアパレル商品の場合は、洗濯タグを日本の規格に付け替えなければいけません。
また、必要に応じて検品やブランドタグの付け替えも行う必要があります。数年前まで自身で縫い付けるか、国内の専門業者に依頼する必要がありました。
しかし、現在は先ほど紹介したTHE CKBのオプションを利用して以下のような価格帯で格安で依頼することができます。
- THECKB検品内容と手数料
- 表のみ詳細な検品:42円
- 表裏の詳細な検品:84円
- 洗濯タグ取り外し(中国タグ):約4円
- 洗濯タグの作成(日本規格):約10円
- 洗濯タグの縫い付け:約42円
※実際の価格はその時の為替レート(中国元)によって変動します。
5.購入者の住所に直接発送してもらう
仕入サイトから購入者宛に直接納品して完了となります。
国内の仕入れサイトを利用した場合は、およそ3日~5日程度で商品が到着します。中国輸入の場合は、1週間~2週間の納品を目安にしてください。
中国輸入は納期が遅いため、予め以下の項目を商品説明に記載することで顧客とのトラブルを防ぐことが可能です。
- 注文後1週間~2週間でお届け
- 海外倉庫からの直送
- 予約商品
4. SEO対策でネットショップへの集客を強化
ネットショップへの集客には、SEO対策が欠かせません。一般的に行われている対策は以下の通りです。
キーワード選定
- ターゲット層が検索するキーワードを調査
- 競合サイトが使用するキーワードを調査
- ロングテールキーワード※1も長期的に活用
- 例:「レディースバッグ ビジネス 黒」「ネックレス 小さい 銀」
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせた検索ボリュームが少ないキーワードのことを指します。
見込める検索数こそ少ないですが、比較的難易度が低く、長期的にGoogle検索等の上位を獲得しやすいメリットがあります。
コンテンツSEO
- キーワードを自然に含めた商品ページを作成
- ブログ記事や動画コンテンツで集客
- SNSで商品紹介やショップ紹介の情報発信
- 例:商品の魅力、開発秘話、ショップの想いなどのコンテンツ
SNSは中長期的な運用によってショップへの集客効果を実感することができます。
未経験者のオーナーは、数日の運用で効果がないと諦める傾向にあるため、1日5分だけでも続ける意識を持って運用していきましょう。
テクニカルSEO
- サイトの表示速度を改善する
- モバイルフレンドリーなサイトにする
- 内部リンク、外部リンクを最適化する
- 例:Google Search Consoleを活用したサイト分析
ご自身で調べつつ実践することも可能ですが、直感的に理解できる内容ではないため、自信のない方は専門家への依頼も検討してみましょう。
5. まとめ
筆者がここまで解説してきた内容に沿って実践していただければ、全くの未経験者でも意外と成果を出せるはずです。
ただし、常に意識しなければいけない重要な考え方と行動だけは忘れないようにしてください。
- 徹底的な市場調査と分析: 常に市場動向を把握し、変化に対応する
- 顧客目線のサービス: 顧客満足度を高めるために、丁寧な対応を心がける
- 継続的な改善: データ分析に基づき、PDCAサイクルを回す
- SNSの有効活用: 顧客とのコミュニケーションツール、集客ツールとして活用する
- インフルエンサーマーケティング: 商品やブランドの認知度を高める
ドロップシッピングOEMは今日からでも実践できる
ドロップシッピングOEMは、物販の中でも比較的参入障壁の低いビジネスモデルです。
この記事で解説したステップとSEO対策を参考にすることにより、今日のこの時点から始められるでしょう。
更に筆者が解説している以下のYouTube動画では、ここでは紹介しきれなかった「実際の手順」を実演形式で解説しています。