ネットショップ開業に必要な自己資金はいくら?初心者向けに徹底解説!

- ネットショップの開業資金はいくら必要?
- 高いイメージがあるから始めるのが不安…
今回は「売れるネットショップを作るために、自己資金はどれくらい必要なのか?」について詳しく解説していきます。
ネットショップの開業と聞くと、「初期費用がすごくかかりそう」と思っていませんか?実は、明確な決まりはなく、3万円や10万円といった少額からでも十分にスタート可能なんです。
この記事では、ネットショップ開業に必要な初期費用を、項目ごとに分けて解説しながら、実際にどれくらいのお金を用意すればいいのか、プロの視点でご紹介していきます。
目次
ネットショップの開業資金に決まりはない
結論を先にお伝えすると、ネットショップ開業に必要な資金に決まりはありません。
以下はネットショップを始めるときに発生する費用の主な項目なのですが、成功するネットショップを作るには、それぞれの項目ごとに資金をしっかり割り当てることで、少額資金でも効果的に立ち回ることができます。
- ショップ作成に関する費用
- ツール代
- 仕入れ費用
- 集客費用
実際に、開始時点で資金が少ない方でも、戦略的に運営することで大きな成果を出しているショップオーナーは非常に多いです。
ネットショップ開業サービスの選び方と費用感
現在、無料でネットショップを開設できるサービスが増えています。その中でも「BASE(ベイス)」は特におすすめなネットショップ作成サービスです。
BASEなら完全無料でスタート可能
最近では、ネットショップを作るためのサービスに無料で使えるものも増えてきました。
たとえば、よく知られている「BASE」は、開業費用も月額利用料もかからず、完全に無料でスタートできます。
商品が売れたときにだけ販売手数料がかかる仕組みになっているので、「まずは試してみたい」「リスクを抑えて始めたい」という方にはぴったりのサービスです。
有料オプションは任意で選択できる
BASEではデフォルトでショップページに「BASEのロゴ」が表示されるようになっているのですが、月額500円でロゴを非表示にすることも可能です。
ロゴを非表示にすることで、自分のブランドとしての印象が強まり、よりプロっぽいショップになります。
また、独自ドメイン(たとえば「○○.shop」など)を使いたい場合には、別途年間で数千円程度の費用がかかります。
ただし、これはあくまで必要に応じて導入すればよいもので、最初から無理に用意しなくても大丈夫です。売上が安定してから導入しても遅くありません。
- ロゴ非表示オプション:月額500円
- 独自ドメイン取得費用:数百円〜、更新料は年間数千円
BASEのロゴが表示されたままだと見た目がちょっと安っぽく感じるかもしれませんが、購入者側は意外と気にしていないことが多いです。
無理に課金する必要はありませんが、資金に余裕が出てきた段階で導入を検討すると良いでしょう。
ネットショップ開業資金のツール代は0円
初心者の方が気になりがちなのが「ツールを使わないと売れないのでは?」という疑問ですが、ツールは必要ありません。
出品を補助してくれるツールや、仕入れ候補を自動で見つけてくれるようなツールもありますが、ツールがあるからといって、売上が自動的に伸びるわけではないんです。
リサーチの目を養うことが大切
むしろ、自分でリサーチして商品を探し、仕入れる力の方がずっと大切です。
もし仮にツールが使えなくなってしまうと、ツール利用者は何もできなくなるでしょう。しかし、自分にリサーチ力があれば、外部からの影響は一切ありません。
「自分で調べる力」は、ネットショップ運営において非常に大きな財産になります。
ネットショップ開業時の仕入れ方法は3つ
初めての仕入れにどれくらいの資金が必要かは、どこから商品を仕入れるかによって大きく変わってきます。
主な仕入れ方法は、「国内仕入れ」「中国輸入」「無在庫販売(ドロップシッピング)」の3つです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
① 国内仕入れサイトを使う(自由度◎)
- サイト名:NETSEA(ネッシー)
- 特徴:日本国内で完結する仕入れサイト
- 推奨費用:5,000円〜自由に調整可能
国内仕入れの場合、たとえばNETSEA(ネッシー)のような仕入れサイトを利用すると、1商品からでも小ロットで仕入れることができます。
1商品1,000円程度のものを、10種類×3個=30個といった形で仕入れれば、3万円程度の予算でも十分始められます。初心者にはハードルが低く、安心感のある方法です。
また、商品を1点ずつ少量仕入れることも可能なため、自己資金が少ない人でもリスクを抑えて始められます。
② 中国輸入(利益率◎)
- サイト名:1688、アリババ、タオバオ
- 特徴:中国の仕入れサイトから輸入する
- 推奨費用:30,000円〜
一方で、より利益率の高い商品を扱いたい場合には、中国輸入も選択肢のひとつです。
タオバオやアリババなどから商品を仕入れ、代行会社を通して日本に届けてもらうスタイルです。
たとえば、筆者も利用している「THE直行便」のような代行会社を使えば、翻訳や発送手続きもすべて代行してくれるので、中国語がわからなくても問題ありません。
代行会社には月額費用(9,800円など)がかかる場合がありますが、初月無料特典を利用すれば、実質無料でスタートも可能です。
商品ジャンルによって大きく異なる場合も
また、アクセサリーのような小さく軽量な商品を取り扱う場合は、1〜2万円でも十分始められます。
一方で大型商品の場合(家具など)は送料を考慮して、10〜30万円程度の資金が必要になるケースもあるため注意しなければいけません。
③ 無在庫販売(初期リスク最小◎)
- サイト名:1688、NETSEA等
- 特徴:在庫を抱えずに販売する
- 推奨費用:10,000円〜
「無在庫販売」と呼ばれる手法は、商品が売れてから仕入れるスタイルなので、初期費用をぐっと抑えられるのが特徴です。
とはいえ、売れたときにすぐ仕入れるための資金は必要なので、少なくとも1万円くらいは確保しておいた方が安心です。
また、予想以上に売れてしまうと、仕入れ資金が追いつかないというケースもあるため、ある程度の余裕は見ておくと良いでしょう。
ネットショップ開業時の集客費用は「無料+有料」
売れるネットショップを作るためには集客活動が必須となります。
この記事では「有料」「無料」それぞれの王道な集客方法について紹介していきます。
無料:SNS投稿
無料でできる集客の代表格は、間違いなくSNS投稿です。
InstagramやX(旧Twitter)を使って、お店の情報や商品の魅力を発信するのは、完全に無料で始められます。
ただし、SNSだけで安定的な売上を作るのはかなり難しいのが現実です。
有料:広告運用
ある程度の売上を目指すなら、有料の集客施策を組み合わせることがポイントになります。
たとえばMeta広告(InstagramやFacebook広告)であれば、月3万円程度から運用できるでしょう。
SNSの投稿とは違って、広告は「今すぐ買いたい」人に直接アプローチできるので、成果が出やすい手法です。
有料:インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーに商品を紹介してもらうという方法もあります。
フォロワー数が1万人以下のマイクロインフルエンサーなら、1件5,000円程度で依頼できるケースも多く、コスパも抜群です。
商品写真や使用動画を投稿してもらうことで、認知度と信頼感が一気に高まります。
商品に自信がある場合は、数十万円の予算で大型インフルエンサーを起用するのもひとつの戦略です。
予算に応じて、小規模なインフルエンサーからスタートし、実績を見ながら徐々に拡大するのがおすすめです。
自己資金別のおすすめネットショップ開業戦略
ここまでを踏まえて実際にどれくらいの資金を用意すれば、どんな形でネットショップを始められるのか?以下に自己資金別の戦略をまとめました。
資金が1万円以下の場合
- BASEなどの無料サービスでショップを開設し、SNS投稿を活用して集客する
- 無在庫販売で在庫リスクなしに始めることができる
10万円程度の資金がある場合
- 国内仕入れを活用して商品を少量仕入れ
- 最低限の広告を回しながら実績作りを目指すスタイルが現実的
10万円以上の資金を用意できるなら
- 中国輸入+SNS広告+独自ドメインを導入する
- ブランディングと集客を組み合わせた本格的なスタートが可能
- 必要に応じてスクールやコンサルティングにも参加してみる
【まとめ】ネットショップ開業は少額資金でも可能
ネットショップは、やり方次第で少ない資金からでも始められます。
「お金がないからできない」と思い込まず、自分の予算に合わせて、段階的にステップアップしてきましょう。
- ネットショップ開業 無料〜500円(BASE利用)
- ドメイン取得 数百円〜(更新料:年数千円)
- 初回仕入れ 1万円〜(仕入れ方法により変動)
- 集客費用 無料〜3万円(広告やインフルエンサー活用)
大切なのは、上記の項目を参考にしながら、限られた資金をどこに使うかをしっかり見極めつつ、売上が出る仕組みを作ることに集中することです。