「お金」はいつも「信用」の中にある
二階堂です。
私はいつも信用という言葉を大切にして生きています。
信用という言葉がいかに大切なのかは、いつもお付き合いさせていただいているとある社長から言われた
「人間は働いている姿が一番輝いている」
この言葉に感銘を受けたからです。
言葉だけを聞いてもあまりピンとこないかもしれませんね。
その社長の過去〜現在までの生き様を知っているからこそ価値のある言葉だと思っています。
会社が全焼し数億の負債
若い頃に車屋の経営を始めた社長は、それなりに多くの車を並べられるほど大きな車屋へと成長させることに成功しました。
車の販売と並行して整備も請け負っており経営は順調そのものでした。
しかし、その整備作業中に不運を起こし火災が発生。
今まで築き上げきた会社と多く並べられていた商品(車)全てを一夜にして失い、残ったのは数億円の負債だけとなりました。
諦めずに立ち上がった結果さらに大きな会社に
数億円の負債を抱えた社長はそれでも諦めずにまた一から車屋を立て直すために行動は開始しました。
会社/商品全焼、数億円の負債となれば簡単にはいかないでしょうが、その社長はなんと70歳を超える現在、当時よりも大きな店舗を経営して成功を収めているのです。
ことばでは表しきれないほどの苦労が現在までにあったことでしょう。
一生懸命=信用
社長曰く、どんな仕事だろうと一生懸命に働く姿が多くの信用を得られるたったひとつの方法だと。
車両の販売は一般的なローン会社を介する方法を採用しておらず、全てを信用ローンで行なっています。
信用ローンは非常にリスクが高く誰でも真似できることではなく、決しておすすめできるビジネスモデルではありません。
しかし、支払いをせずに行方をくらます客は、今まであまり見たことがないと言います。
逃げようと思えばいくらでも逃げることできるでしょう。
ただ、それこそがその社長が成り上がるまでのプロセスを見て得ることのできた「信用」なのです。
信用の中にお金がある
そんな人と今でも付き合いのある二階堂は本当に恵まれているのだと思います。
今でも冒頭で紹介した「人間は働いている姿が一番輝いている」という言葉をかけられると、その言葉の重さに潰されそうになります。
どんなビジネスでも「お金」を稼ぐことが目的なのでお金に最も重きを置いて考えてしまうことが多いでしょう。
ですが、お金と言うのは結果であり、この結果には必ず信用が関係しています。
どんな時代でも「信用」の中に「お金」があることはいつまでも忘れないでくださいね。
二階堂はこの社長の働く姿を見て「信用」の本質を知った気がします。